作品の価格を決める その1


こんばんは。
「Twitterの文章に歳が出るよねー」と家族に言われ、青ざめた店長です。

今日は“価格を決める”について書きたいと思います。
また書きますが、これは私個人の考えです。
こんな考えの人もいるんだな。
…くらいに思って下さいね

「作った物を販売しようとしたきっかけって何ですか?」


.作った物を見せたら「欲しい、売れるよ」と言ってくれた人がいた 

・作るのが好きで、たくさん作るのだけど使い切れず、友達にあげたりしていたけど…家に溜まってる

・自分が作った物を売ってお金を稼ぎたい
…etc

作家さんにお話を聞くと、動機はそれぞれ違います。
人それぞれ考え方が違うので正解なんてないんですよ。

益々悩みますね💦


 参考になるかわかりませんが“好きで作り始め、販売もしているが仕事にはしていない私”の商品価格を、どういった経緯で、変えていったかを書いてみようと思います。

〜店長が作品価格を決定するまでの道のり〜

1.作るのが好き。作ったものを売り始める。
 思いつきで、好きなものを作っているだけだから、売れたら良いな…と思っているだけなので
◉500円〜800円くらい

2.大きなイベント(デザフェス)に参加
気軽に購入出来るものを作る
◉300円くらいの価格の物も作る

3.単価の安い物を作るも、数を多く作れて、しかもたくさん売れないと、大した金額にならない事に気がつく
(しかし当時フルタイムで働いていたので数が作れず)

4.作りたい物のテイストが定まり、ブランド名を付けて活動を始める。
活動場所主にデザフェス
◉1500円くらいから1800円

5.店舗やポップアップショップで取り扱って頂けるようになる
手数料が3割から5割売り上げから引かれるようになる……

ここで、やっと価格を見直しました。


◉作り上げるのに、何時間かかるか?
 (作業が途中になったら、とりあえず掛かった時間をメモして、それを足していく)

◉材料費はいくら?
 (丸カン一つまで計算する。台紙に掛かる金額も含む)

まず東京都の最低賃金はつけようと思いました。
もし、同じ作品を10個作らなくてはいけなくなった時、手間代が安すぎたら作り続けるのが辛くなるからです。

お金が掛かるのは材料費だけではありません。

納品に直接店舗まで行くなら交通費、送るなら郵送費。移動中壊れないようにする為の梱包代。
細かな費用が掛かります。


作るのに1時間掛かったら1000円
(今の東京都の最低賃金は1040円です)

そして材料費(+色々)もし500円掛かったら
1000+500=1500円

下代が1500円になります。

最大5割手数料が掛かる事を考えて、上代を決めると3000円が販売価格になります。

そうやって値段を決めていきました。
あくまで私の場合です。


作家のスタンスによって価格の付け方は変わると思います。

“もう何がなんでも売ってしまいたい”
…という方は、買いやすい価格をつけたら良いと思います。

「頭にその数字が浮かんできた」
そんな付け方をされている方もいらっしゃいます。本当に人それぞれ、自分が納得していれば良いんだと思います。


私は作家さんに「とても素敵で、こんなに手間が掛かっているのに、この価格で良いんですか?」とつい聞いてしまう事があります。
値段を上げる事によって売れにくくなるかもしれません。しかし売れる個数が少なくなっても、結果今までと利益が変わらないという事が往々にしてあるんです。

自分にとって何が一番に大切か…

それを一番に考えて価格を付けて下さいね😊

もし価格つけに悩んでいたら相談して下さい。一緒に悩みます。私も売れるかどうかは分からないので💦責任はとれませんよー。最終的にはご自分で決めて下さい🙏


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